意外と知らない?東京の都心や副都心ってどこなの?

普段当たり前のように使っている東京の「都心」「副都心」という言葉。だいたいあの辺りのことを言っているのかなとイメージできても、具体的にどこというのはわからない人も多いのではないでしょうか。

東京のような大都市だと、高層ビルが並ぶオフィス街もたくさんあるし、高層マンションや大きなショッピングエリアもたくさんありますよね。だから至る所が中心地のようで、それこそ23区全部が都心なんじゃないかと思ってしまうくらい。

せっかく東京に住んでいるのだから、一度ぐらいは都心や副都心に住みたいと思っている人もいるかもしれません。

では、実際には東京都の都心・副都心とはどの辺りを指しているのか、それぞれの街の特徴と併せて見ていきましょう。

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東京都の都心って一体どこ?

意外と知らない?東京の都心や副都心ってどこなの?

「都心」とは、他の都市部よりも行政機能や会社の本社機能、大きな商業機能が集中しているところを指す言葉です。東京で言ったら、政治の中心地である千代田区、いろんな会社の本社、そして大きな商業地域を抱える中央区・港区が上がりますね。

東京都心と言ったら、一般的には千代田区・中央区・港区のこと。この3区を指して都心3区という。

とはいうものの、都心3区は慣例的に使われているもので、はっきりとした「〇〇区と△△区と□□区が都心です」といった定義がなく、少し曖昧な部分もあります。

例えば上記3区に新宿区と渋谷区を加えて「都心5区」ということもありますし、山手線の内側を都心と呼ぶ人もいます。また報道では23区のことを都心と表現することがあるくらい。

ですが、新宿や渋谷は後で説明する副都心になっています。また山手線の内側だと銀座が入らないですし、逆に銀座より栄えていないところが都心に入ってしまいます。23区全部だと、ちょっと広すぎますよね。

そんなところもあって、慣例的に使われている都心3区がやはりしっくりくるのではないでしょうか。官公庁や政治経済・金融にまつわる機関が多く存在し、また企業の本社も多くある地域ですので、都の中心部というのにピッタリだと思います。

それでは、その都心3区について簡単に紹介していきたいと思います。

千代田区

千代田区

言わずと知れた日本の政治の中心地で、国会議事堂や最高裁判所を始め、いろいろな省庁があります。外国の大使館も港区ほどではありませんが存在しています。そしてもちろん皇居も千代田区ですね。

東京都庁も1991年に新宿に移転するまでは、千代田区の丸の内にありました。

都庁が移動したとはいえ東京の中心地であることは変わりません。官公庁の他、東京駅周辺にはオフィスビルが立ち並び、昼間は多くのビジネスマンであふれかえります。一方住んでいる人口は少なく、夜になるとビジネスマンたちが帰るため、昼夜の人口差は10倍以上あるんだとか。

もし千代田区に住むのであれば、ただでさえ中心地区で地価が高いうえに、ビジネス街で住宅も少ないので家賃が高いことを覚悟しておきましょう。それでも住めるのであれば、中心地だけあって交通の便がよく、また皇居や日比谷公園など、都心でありながら緑に触れられる環境を手に入れられます。

区内を通っている鉄道は、東京駅がありますのでとっても豊富。

JRだけで各新幹線の他、東海道線山手線中央線京浜東北線京葉線など。

東京メトロは銀座線丸の内線日比谷線東西線千代田線有楽町線半蔵門線南北線

都営地下鉄は三田線新宿線大江戸線

狭い面積に対してこれだけの路線があるのは、やはり天下の千代田区ですね。

中央区

中央区

日本一地価が高い地域「銀座」がある中央区。それ以外にも「兜町」などがある日本橋地域や「築地」も中央区ですね。千代田区と同様にビジネス・商業の中心地なので、住んでいる人は少ない反面、昼間はビジネスマンや買い物客であふれています。

やはり家賃が高いですが、平均すると千代田区よりは安い傾向。ただ住む場所が少ないのは同じで、住宅が集中しているのは佃や月島辺り。ただこのあたりも高層マンション、いわゆるタワマンが増えてきたので、お手頃価格の物件は少ないかもしれません。

それなのに近年人口が増え続けているようですので、これが中央区ブランドの力でしょうか。

区内を通っている路線はJRの駅があるのは総武快速線京葉線のみ。

東京メトロは銀座線日比谷線丸の内線東西線有楽町線半蔵門線

都営地下鉄は浅草線新宿線大江戸線

地下鉄を使えば東京駅や新橋駅などJRの駅に行けるので、交通に不便はありません。

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港区

港区

白金・青山・赤坂・麻布に六本木と、高所得者が住む街が多くある港区。それもあって家賃相場も高くなっています。

民放各局を始め日本の企業が多く集まっている区であり、また外資系企業も多くあるビジネスの中心地。その他に六本木ヒルズや東京ミッドタウン、赤坂サカスなどなどの商業地区も多くある区です。さらには上で述べた高所得者が住む高級住宅街もあり、まさにお金持ちの区ですね。

日本にある大使館の約半分があることもあって警備が厳しいのか、治安もいい方です。セキュリティを入れられる余裕がある人が多く住んでいるのも理由でしょうね。

家賃も高くまた物価も高めなので、一般人が住むのにはハードルが高い地域です。こんなセレブなところに住みたいという希望をパワーにして、ビジネスで成功をおさめたいものですね。

区内を通っている路線はJRが山手線京浜東北線東海道線

東京メトロは銀座線丸の内線日比谷線千代田線半蔵門線南北線

都営地下鉄は浅草線三田線大江戸線

他に京浜急行ゆりかもめ東京モノレールがあります。

東京都の副都心はどこ?

東京都の副都心はどこ?

都心と違って副都心には明確な区分けがあります。東京都が以下の7つを副都心として策定しています。

  • 新宿副都心
  • 渋谷副都心
  • 池袋副都心
  • 上野・浅草副都心
  • 錦糸町・亀戸副都心
  • 大崎副都心
  • 臨海副都心

新宿・渋谷・池袋に関しては1958年に都市機能の分散を目的に策定された重要な副都心部。そのため「三大副都心」と呼ばれることもあります。東京メトロ副都心線も、北から池袋・新宿(新宿三丁目)・渋谷と通っていますね。

この地域が発達することで都心部への人の流入が分散され、それぞれの地域が成長。オフィスだけでなく大きなショッピングエリア・歓楽街も併せ持つ一大都市へと発達しました。

もしこの3つが策定されていなかったら、この3大副都心へ勤める人の大部分が都心3区へ勤めに行っていたのでしょうか。もしそうだとすると通勤地獄のレベルは今よりもひどいものになっていることが想像できますね。

逆にこの3つが策定されたことで、池袋は東武と西武、新宿は京王と小田急と西武、渋谷は東急と京王といった私鉄の拠点となり、郊外の発展にも大きく貢献することになりました。

もしこの3つの副都心が策定されていなかったら23区西部の発展はなかったでしょう。都心3区も交通がパンクしたと思われるので、東京は今ほどの大都市には成長できなかったのではないでしょうか。

1982年になると、「上野・浅草」「錦糸町・亀戸」「大崎」が副都心に策定されました。目的は「バランスがとれたとの育成」だとか。要は都心3区と3大副都心が発展しすぎてキャパオーバーになってきたので、新たに作ったということでしょうか。

そして1995年になると「臨海副都心」も制定されましたが、他の6つと少し違ったスタンスのようです。

前者6つは「副都心整備指針」で定められているのに対し、「臨海副都心まちづくり推進計画」で定まられているとか。例えば6つには定められている「業務商業市街地ゾーン」や「複合市街地ゾーン」がないんだとか。

それではこの7つについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

新宿副都心

東京都庁

新宿駅を中心とした副都心で、こちらも都心3区に負けない一大ビジネス・商業地域です。特に都庁が新宿に移転してきてからは西新宿に高層ビルが建つようになりました。それもあってか、西新宿一帯を「新都心」と呼ぶこともあるんだとか。

一日の乗降者数世界一を誇る新宿駅。そしてその周りには「眠らない街:歌舞伎町」を始め、駅周辺に多くのショッピング施設がある一大都市です。

住むのであれば、新宿駅から徒歩圏内だと騒がしかったり治安が不安だったりするので、何駅か離れたところがいいでしょう。せっかく交通の便がいいんですからね。

新宿駅を通る鉄道は、JR線だけで、山手線埼京線湘南新宿ライン中央線快速中央総武線(各駅停車)

私鉄で京王線小田急線

東京メトロは丸の内線、都営地下鉄は新宿線大江戸線

これらの路線が一つの駅ビルと、それに続く地下通路内に存在している、一大ターミナルです。

他に少し歩けば西武新宿線の駅があり、また東京メトロ副都心線の新宿三丁目駅にも行けます。

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渋谷副都心

渋谷副都心

渋谷駅を中心とする副都心。オフィスビルももちろんありますが、若者を中心としたショッピングエリア・レジャーエリアという印象が強いかもしれませんね。

渋谷がここまで大きくなったのは、ひとえに東急グループの存在が大きいでしょう。鉄道はもちろんのこと、いろいろな商業施設をつくることで人が多く集まるようになりました。

東急グループの商業施設と言えば、東急百貨店はもちろんのこと、SHIBUYA109、渋谷マークシティ、渋谷ヒカリエが有名なところ。

商業施設が多いことから人気の地域で家賃も高め。また松濤などの高級住宅街もあります。

渋谷駅を通る鉄道は、JR線は山手線埼京線湘南新宿ライン

私鉄は東急東横線田園都市線、京王井の頭線

東京メトロは銀座線半蔵門線副都心線

池袋副都心

池袋副都心

池袋駅を中心とした副都心。サンシャイン60を筆頭に、池袋東口方面に商業施設や大手企業のビルが立ち並びます。

商業施設は東武デパートと西武デパート、ヤマダ電機とビックカメラ、ジュンク堂書店と西武百貨店内のリブロ池袋本店、というように、近距離に同業他社が存在。ライバル関係として切磋琢磨している地域です。

また豊島区役所は、民間高層マンションと一体化した建物という新しい試みを行っていて、今後も変化していくことが期待されます。

一方西口方面は東口とは違った印象。駅前こそ東武百貨店やマルイ、歓楽街もありますが、少し離れれば落ち着いた雰囲気。目立った施設は立教大学くらい。

池袋近辺に住むなら、南側か西側にはなれた方が都市部の喧騒から離れられて、かつ買い物にも程よい距離感が保てます。

池袋駅を通る鉄道は、JRは山手線埼京線湘南新宿ライン

私鉄で東武東上線西武池袋線

東京メトロは丸の内線有楽町線副都心線

上野・浅草副都心

上野・浅草副都心

上野・御徒町・浅草地域を中心とした副都心。上野~浅草間はもちろんのこと、御徒町より南の、いわゆる「秋葉原」と言われる千代田区外神田まで含まれます。

上野は「東京の北の玄関口」と言われ昔から栄えていた地域。駅前にマルイがありますし、その近くにはアメ横が。駅を西に出れば上野公園があり、休日ともなれば人が大勢集まる地域です。

浅草は言うまでもなく下町の定番で観光客も多く訪れていますよね。

家賃もまだそれほど高くないので、開発が進み切る前に住んでしまうのもいいかもしれませ。もう少し家賃を下げたければ、東や北に離れると安くなる傾向。

上野駅を通る鉄道は、JR線は北に向かう新幹線他、山手線京浜東北線常磐線

東京メトロは銀座線日比谷線。離れたところに京成線の駅もあります。

浅草を通る鉄道は、東京メトロ銀座線都営浅草線東武スカイツリーライン。また離れたところにつくばエクスプレス線もあります。
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錦糸町・亀戸副都心

錦糸町・亀戸副都心

墨田区と江東区にまたがって策定された副都心。名前の通り錦糸町駅と亀戸駅を中心とした地域です。

隅田川を渡って東側の地域のコアとなることを期待されているのでしょう。錦糸町から東京スカイツリーまでは徒歩20分ほどの圏内なので、ここが発展すれば「上野・浅草副都心」の東側で隣接して、一回り大きな副都心ができるのかもしれませんね。

家賃はそんなに高くないので、金銭面的には比較的住みやすそうですが、ちょっと治安面に不安があるのが正直なところでしょうか。

錦糸町駅を通る鉄道は、JR中央・総武線各駅停車総武線快速、東京メトロ半蔵門線
亀戸駅を通る鉄道はJR中央・総武線各駅停車と、東武亀戸線

大崎副都心

大崎副都心

大崎駅を中心にして形成される副都心。昔は工場がならぶ地帯だった大崎付近も1970年代から工場が減り始めオフィスが並び始め、1983年に策定されてから本格的に開発が始まりました。

といっても開発はなかなか進まず、本格的に進み始めたのは2000年代にはいってから。都市再生緊急整備地域に2002年に指定され、開発が活発化。高層マンションや高層オフィスビルが建ち始めるようになり、街の景観もすっかりかわりました。

私が学生の頃、副都心とかそういうことを知らず大崎に行き「ゲートシティ大崎」に立ち寄ったときに、「大崎、すげぇ」と思いました。今思えばこれも副都心化の一環だったんですね。

このあたりに住む場合、高層マンションなどが建ってきたせいか、家賃相場も若干高め。ただ近隣の駅(恵比寿や品川)に比べれば安い方。交通のアクセスはいい方なので、お金か交通アクセスかで悩むところでしょうか。

大崎駅を通る鉄道は、JR山手線埼京線湘南新宿ライン。またりんかい線が通ります。

臨海副都心

その他の副都心

名前の通りに海に面した副都心で、江東区有明・青梅、品川区東八潮、港区台場にまたがる地域で、いわゆる「お台場」と呼ばれているところです。

フジテレビが新社屋を移転したのをきっかけに、この地域の活性化が進んできました。高層オフィスビルやホテルなども立ち並び、ビジネスおよび商業・観光の一大スポットとして定着していますね。「アクアシティお台場」「ダイバーシティ東京」などが有名なところでしょうか。

この地域に住むとなると、住宅用マンションは数が多くなく、家賃が高めの傾向。もし住めれば夜景はキレイですし、交通の便も悪くはないのですが。

この地域を通る鉄道は、ゆりかもめりんかい線

新橋や新木場など乗り換えに便利な駅にいけますし、りんかい線はそのまま直通で大崎・渋谷・新宿・池袋さらには大宮方面まで行けます。

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まとめ

日本が世界に誇る巨大都市東京は、都心3区だけでは都市の機能がまかなえません。そこで誕生したのが副都心。はじめにできた新宿・渋谷・池袋は順調に成長し、それぞれが都心に負けず劣らずの大都市になりました。

このような副都心が上手く連携し合って成り立っているのが、東京なのです。後発の副都心はまだ発展途上段階ですが、これからの伸びしろを期待できる地域ですよね。

これらの副都心も発展してきたら、さらに副都心が策定されて、そのうち本当に23区全てが都心になってしまうかもしれませんね。

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