スポンサーリンク

浅草を観光するなら要チェック!見逃せない見どころ&周辺スポット盛り合わせ

浅草を観光するなら要チェック!見逃せない見どころ&周辺スポット盛り合わせ

すべての始まりはここ、浅草寺正面から

東京の観光スポットの定番のひとつ、浅草。昔から浅草寺(せんそうじ)を始め人気がある地域でしたが、2012年に隅田川の反対側に「東京スカイツリー」ができてから、対岸である浅草もさらに賑わいを増してきました。

下町情緒あふれる浅草は日本人だけでなく外国人観光客からも大人気。そのレトロな雰囲気を生かし、かつ現代的にアレンジした商店街など見どころたっぷり、インバウンド消費がものすごいみたいですね。もちろん由緒正しき寺社仏閣もとても魅力的。

そんな浅草に観光で行ってみたいという人や、東京に住んでいるけど行ったことがないという人のために、浅草の見どころや周辺スポットを盛り合わせでお届けします。観光前の事前知識になるかと思いますが、その分ネタバレ多数ですので、現地に行く前に見たくない知りたくないという人はすぐさまお立ち去り下さい。(・ω・)

一緒に浅草観光する人をエスコートするためのリサーチだったり、実際には行けないけど疑似体験したいとかならいいかもしれません。でも、画像で見るのと実際に現地で観るのでは迫力も違えばその場の雰囲気なんかもありますからね、それはそれで大丈夫かと思います。

本腰を入れた観光の前はもちろん、デートやちょっとした遊びに行く際にもぜひ参考にしてみて下さい。詰め込んだらかなり長くなってしまったので、3ページに分割してあります。目次も上手く活用して下さいね。

スポンサーリンク

まずは浅草の場所と交通アクセスをチェック!

まずは浅草の場所と交通アクセスをチェック!

非常に見づらいですが…浅草の地図です。

場所がわからないと行くことができませんので、まずは浅草の場所と交通アクセスから。

地理的には東京都台東区の東側で、隅田川の西側に位置します。その隅田川を渡った反対側は墨田区で、離れてはいますが歩いていける距離に「東京スカイツリー」があります。

東京スカイツリー

浅草から見えます

電車で行く場合は「浅草駅」を使いますが、浅草駅は実は2つあるんです。1つは浅草寺の南側で、雷門と隅田川の間。もう1つは浅草寺の西側で、国際通りという大きな通り沿いにあります。

  • 浅草寺の南側の浅草駅…都営地下鉄浅草線・東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン
  • 浅草寺の西側の浅草駅…つくばエクスプレス
銀座線「浅草駅」

駅もこんな感じです
東京メトロ 銀座線「浅草駅」

銀座線浅草駅前

浅草駅前からは金色のアレが見えます。

東京駅から浅草に行く場合、JR山手線の神田で銀座線に乗り換えが便利。また銀座線は上野にも止まりますので、「北の玄関口」である上野で降りて、アメ横や上野公園を堪能した後に浅草に向かうこともできます。

一方空港からのアクセスも便利。なので東京に来た最初の観光地、もしくは帰る直前の観光地にもおすすめです。羽田空港からは京急線が都営浅草線に直通なので乗り換えなしで行けるし、観光ついでにモノレールに乗るのであれば、浜松町から山手線で神田か上野に出て銀座線に乗り換えるルートもあります。

成田空港からの場合でも、京成線で都営浅草線に直通運転していますし、一度京成線の上野に出て上野で遊んでから銀座線という選択肢もあります。

また、歩くのが好きな人は上野から歩くのも面白いかもしれませんね。上野駅から浅草通りを東側に歩いていけば30分ほどでたどり着けます。

スポンサーリンク

浅草寺のシンボルと言えば雷門(風雷神門)

浅草寺のシンボルと言えば雷門(風雷神門)

雷門

浅草といえばやっぱり浅草寺、そして有名なのがその山門である雷門(正式名称は風雷神門)ですよね。入口と言っても浅草寺のすぐ目の前にあるわけではなく少し南側にはなれているんです。

上でも触れた通り雷門近くに地下鉄や東武線の駅がありますので、この駅を利用したなら雷門を見ない手はありません。まずは雷門をスタート地点にしましょう。

雷門を見上げると、その大きな赤い提灯、そして両サイドに控える風神と雷神の存在感と力強さに圧倒されます。この巨大提灯の重さは、なんと700キログラムほどあるんだとか!

その歴史は古く、平公雅が942年に建立したとされています。残念ながらその当時のものがずっと現在まで残っているわけではありません。今までに何度となく焼失、そして再建を繰り返してきました。

現在ある雷門は1960年に松下電器(今のパナソニック)の社長である松下幸之助さんの寄進によって再建されたもの。松下さんは関節痛を患っていたのですが、それを聞いた当時の貫首がご本尊に祈願したところ、関節痛が回復。そのお礼に寄進したんだとか。

雷門(松下電器)

よく見てみると「松下電器」とありますね。

この壮大な門はまさに浅草のシンボル。写真を撮っている人を大勢見かけますし、デートなどの待ち合わせ場所としても利用されていますね。門の正面側からの画像はネットでもよく見かけますが、訪れた際は、是非反対側からも見てください。提灯の正面は「雷門」ですが、反対側から見ると「風雷神門」となっているんですよ。

風雷神門

ネタバレど~ん(・ω・)

通勤前に雷門を訪れてから駅に向かう人や、お店を開ける前に雷門をくぐってから開店準備に向かう人など、浅草の人の生活に根付いた大切な存在となっています。昼間はもちろん大勢の観光客でにぎわっていますし、夜になったらライトアップされるので、それはそれで違った厳かな雰囲気を出してくれます。

スポンサーリンク

雷門を抜けると、そこにあるのが仲見世

雷門を抜けると、そこにあるのが仲見世

仲見世

雷門をくぐると浅草寺の本堂方面には仲見世が続きます。この商店街もいつも大勢の観光客でにぎわっています。距離としては約250メートルでその間に90近い店舗が立ち並んでいます。

仲見世

いつも人でいっぱい(・ω・)

このエリアは石畳の道と統一感ある店舗のデザインや装飾物で、レトロな雰囲気を感じさせるまさに下町情緒あふれる商店街。そんな雰囲気が日本人だけでなく外国人の心にも響くようです。

立ち並ぶお店にはお土産物屋や食べ物屋があります。ここで和の雰囲気があるお土産を買うもよし、人形焼きやきびだんご、おまんじゅうや最中などを買うのもいいでしょう。ただ人があまりにも多いので、昼間は食べ歩きは少し難しいかもしれません。浅草寺の敷地内に入ってゆったりしてから食べるのがいいでしょう。

仲見世おみやげ

おみやげの提灯

この商店街は意外とお店が閉まるのが早く、夜7時くらいになるとほとんどの店が閉まります。ですがお店が閉まった後も見どころがあるのが浅草の凄いところ。それは仲見世シャッター壁画「浅草絵巻」

お店のシャッターは、よくあるような無機質なグレーのシャッターではありません。そこには桜の花やお祭りの様子など四季折々の様子が描かれた「浅草絵巻」が描かれています。商店街全てがひとつのアートになっているのです。

仲見世シャッター壁画「浅草絵巻」

仲見世シャッター壁画「浅草絵巻」

夜に行っても街灯の灯りで壁画がしっかり見えますので、にぎわっている時とは違った一面を楽しむことができるのではないでしょうか。もし近隣のホテルに泊まったのであれば、夜に仲見世を散歩してみるのも一興ですし、朝お店は開く前の明るい時間に見て回るのも風情を感じられますね。

スポンサーリンク

仲見世の先にあるのが浅草寺

仲見世の先にあるのが浅草寺

250メートルほどの仲見世商店街を抜けると、いよいよ浅草寺に入ります。公園のような開けた土地に、浅草寺本堂へ続く宝蔵門がみえます。

浅草寺と5重塔

浅草寺

仁王像が安置されているとおりに、もともとは仁王門と呼ばれていたんだとか。雷門とはまた違った趣がありますね。

宝蔵門をくぐりそのまままっすぐ進めば浅草寺の本堂。その手前には「常香炉(じょうこうろ)」と呼ばれる香炉があります。

浅草寺常香炉

常香炉

その煙を体の悪いところにかけると治りがよくなると言われていますので、お清めとして煙を浴びていきましょう。お線香は脇にある販売所で購入できます。

お参りの前はこの龍神像(高村光雲作)で手や口をしっかりとお清めしましょう

浅草寺・龍の蛇口

お水舎(手水舎)

本堂のご本尊は、一般的には「観音様」と呼ばれている「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」。そのため観音堂とも呼ばれることも。観音様は、苦しみを取り除き願いを聞いて安楽を与えてくれる仏様なので、ぜひお参りをしていきましょう。

お参りももちろん重要ですが、浅草寺の敷地内にはたくさんの見所がありますので、それらも忘れてはいけません。

主だったところだけでもこれだけのものが敷地内にあるんです。

  • 浅草公園
  • 五重塔
  • 弁天堂
  • 伝法院とその庭園
  • 鎮護堂
  • 影向堂
  • 薬師堂

これら以外にも神社があったり、お地蔵さまがあったりと、かなり充実しています。

浅草寺五重塔

五重塔

浅草寺のおみくじ

浅草寺のおみくじ

凶だらけなんだとか(・ω・)

そして忘れてはいけないのが「おみくじ」。神社やお寺のお約束のおみくじですが、浅草寺のおみくじは他のところと違って「凶が出やすい」と言われているんです。

なぜ凶が多いのかはハッキリとはわかりませんが、ひとつ説としてあるのが「他のところが凶の数を減らしていて、浅草寺は伝統ある方式のまま」というもの。凶を引いてしまうと気分がよくありませんよね。それでおみくじを引かなくなることがないように凶の比率を減らしていったのではないかというものです。

一方、浅草寺の凶の割合は3割と言われています。3割もあると多いと感じるかもしれませんが、これは伝統的なおみくじと同じ比率。他が比率を下げてしまったために、浅草寺の凶の比率が高く感じるようになってしまったんですね。

おみくじというのは、もともとは神様仏様からのアドバイスのようなもの。もし吉を引いたとしても油断して怠けていれば良くないことが起こりますし、凶がでてもアドバイスを聞いて辛抱強く待っていれば好転する、と言われています。「吉か凶か」だけではなく内容をしっかり読むように心がけましょう。

★夜の浅草寺はライトアップされます★

★夜の浅草寺はライトアップされます★

夜の雷門

夜になると仲見世の商店街も閉まり人が少なくなります。と思いきや、昼間ほどではないですがそれなりに人がいるんです。

先にも紹介した仲見世のシャッター壁画も理由のひとつですが、やはり浅草寺が夜にライトアップされるからというのが大きな理由。本堂の他雷門、宝蔵門、五重塔が日没から夜11時くらいまでライトアップされます。

ライトアップされた浅草寺

ライトアップされた浅草寺

近くで軽く飲んでから電車に乗る前に、酔い覚ましを兼ねて寄って写真を撮って帰るのもいいですね。

そして綺麗にライトアップされているのは浅草寺だけではありません。浅草寺の敷地内から東京スカイツリーが見えるんです。当然スカイツリーもライトアップされていますので、夜景に映えるスカイツリーをカメラに収めることができます。

スカイツリーもライトアップ

※これはイメージです

もちろん取る場所次第で、歴史と伝統ある浅草寺本堂と現代の象徴であるスカイツリーをひとつの画像に収めることもできます。東京に来たら、ぜひ自分のカメラやスマホに収めたい画像ですよね。

写真を撮るだけでなく、夜のデートのお散歩コースとして使ってもロマンティックな雰囲気を出せるのではないでしょうか。

スポンサーリンク

江戸の雰囲気を味わえる伝法院通り

江戸の雰囲気を味わえる伝法院通り

伝法院の入り口

浅草の商店街と言ったら一番有名なのが、上でも紹介した仲見世商店街。でも負けず劣らず魅力的な商店街なのが、この伝法院通りの商店街。仲見世通りを横切るように通っている200メートルほどの通りです。浅草寺でお参りが終わったら、仲見世と併せて伝法院通りも散策しましょう。

伝法院通りの見所は、何といっても街並みから感じられる江戸時代のような風情。並んでいるお店が江戸時代のような雰囲気を出すアンティークなデザイン。ただ建物がアンティークなだけでなく、のれんや看板も昔ながらな雰囲気を出すデザインとなっています。

江戸時代のような風情

しかもそれが1軒や2軒ではなくずらっと並んでいますので、まさに圧巻。それぞれのお店がそれぞれの個性を出した看板で、それでいながらごちゃごちゃした感じではなく趣ある雰囲気になっているのは素晴らしい。お店の看板だけでなく街灯なども、その雰囲気に合わせたデザインになっているんです。

しかもただ見た目の雰囲気を併せているだけでなく、江戸の小粋な文化も併せ持っています。例えばここの街灯は「地口行灯」と呼ばれています。

地口行灯

板きりむすめ

地口というのは江戸時代に流行った文化で、ことわざなどをもじったしゃれのようなもの。それを行灯に書いてお祭りの時などに飾る風習がありました。それを受けて12本の街灯の両面、合計24面に地口が飾られているんです。

また火の見櫓と半鐘を見かけます。「火事と喧嘩は江戸の華」とよく言いますが、火の見櫓がある風景も江戸っぽくていいですね。

さらになんと鼠小僧白波五人男までいるんです。鼠小僧は、あるお店の屋根の上に千両箱を抱えていいますし、白波五人男は東側の地区に潜んでいるんだとか。彼らを探し当てるのもまた楽しみのひとつですね。

そしてお店で扱っているものは、呉服や江戸切子に櫛などいかにも和なものがそろっているので、お土産に何を買っていいか迷ってしまうくらい。

もちろん食べ物も充実しています。たい焼きにお団子、そしておまんじゅうなど食べ歩きできるものも多くありますし、下町名物と言えばもんじゃ焼、雰囲気のあるお店で食べていくのもおすすめ。

もんじゃ焼

下町の名物もんじゃ焼

お店の営業時間は仲見世商店街と同じく早目。やはり夜の7時くらいになると閉まる店が多く、8時ともなればシャッターの方が目立ちます。ですがもちろん伝法院のシャッターも絵が描かれています。仲見世は商店街を通してひとつのアートだったのに対して、伝法院はそれぞれ独自の絵が描かれています。

このシャッターの絵には江戸の有名人8人が隠されているんだとか。お店の品物にまつわる有名人、浅草にまつわる有名人、芝居や言い伝えにまつわる有名人といるそうなので、それを探しながらの夜の散歩も一興ですね。

スポンサーリンク

浅草寺のすぐ近く、浅草神社

浅草寺のすぐ近く、浅草神社

とてもにぎわう三社祭

浅草エリアは浅草寺以外にもたくさんの寺社仏閣が集まっています。そのひとつがこの浅草神社。通称は三社様。5月に行われる例大祭「三社祭」は季節の風物詩としてマスコミで取り上げられることもしばしば。

三社祭

テレビでよく見掛けますね

ルーツは浅草寺と同じですが、明治時代に神と仏を分けることになったため、浅草寺とは分かれることになりました。ルーツが同じなだけあって、浅草寺の本堂から北東側に歩いてすぐそこにあります。

ご祭神は「檜前浜成命(ひのくまのはまなりのみこと)」「檜前竹成命(ひのくまのたけなりのみこと)」「土師真中知命(はじのまつちのみこと)」で、この三柱で「三社権現」とも呼ばれています。御利益は「商売繁盛」「家内安全」「心願成就」。

見どころはいくつかありますが、そのひとつが「夫婦狛犬」。普通狛犬は外部からの厄災を防ぐために、門番のように一対が向き合って設置されます。ですが浅草神社の狛犬は珍しく寄り添った形状。その形状から「良縁」「恋愛成就」といった御利益があると言われています。カップルで浅草に来た時はぜひとも訪れたい場所ですね。

カップルで浅草に

カップルで浅草に

そして敷地内には石碑が13個も建っています。その中でも独特の存在感を出しているのが「こち亀石碑」。こち亀はもちろん週刊少年ジャンプで長年連載していた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のこと。浅草は主人公の両津勘吉が育った町。その少年時代の友情を描いた「浅草物語」にちなんで建てられたとか。石碑には「友情はいつも宝物」と刻まれています。

浅草神社のすぐ裏側、被官稲荷神社

被官稲荷神社

被官稲荷神社

浅草神社の裏側に行くと、すぐ近くに「被官稲荷神社(ひかんいなりじんじゃ)」があります。小さな社ですが歴史は古く、安政二年(1855年)に建てられたものなんだとか。関東大震災や太平洋戦争でも焼失を免れた貴重な建築物です。

ご祭神は「倉稲魂神(うかのみたまのみこと)」でご利益は「五穀豊穣」「福徳円満」「商売繁盛」「立身出世」「芸能上達」などとされています。特に神社の名前が「被官(=官位を被る)」なので就職や出世関係でご利益がありそうですね。

スポンサーリンク

招き猫の発祥の地!?縁結びで有名な今戸神社

招き猫の発祥の地!?縁結びで有名な今戸神社

今戸神社の鳥居

雑誌などでも取り上げられる縁結びの神社「今戸神社」招き猫の発祥の地とも言われていることから、敷地内にはいくつもの招き猫がいます。特に本殿にはひと際大きな招き猫が!

ご祭神は「應神天皇(おうじんてんのう)」「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」「福禄寿(ふくろくじゅ)」。

伊弉諾と伊弉冉は古事記にも登場する、国生みをした夫婦の神様。その夫婦を祭ってあることから縁結びのご利益があると言われています。また福禄寿は七福神として有名な、あの福禄寿です。

今戸神社の絵馬は一般的な絵馬と違って円形をしています。これは「縁」と「円」をかけたものなんだとか。そして描かれている絵柄は馬ではなくペアの招き猫になっているんです。

招き猫の絵馬

招き猫の絵馬

そして有名なパワースポットが「石のなで猫」です。本殿に向かって左側に鎮座する、石でできた一対の招き猫。

この招き猫を願いを込めてなで、そしてスマホで写真を撮って、待ち受け画面にして毎日お祈りをすると願いが叶うと話題になっているようです。

また新選組の沖田総司の終焉の地とも言われているので、新撰組ファンとしては外せない場所ですね。

難点はアクセスが悪いところ。駅から北の方に歩いて15分ほどですが、道がわかりにくいので迷って30分くらいかかってしまうことも珍しくありません。それも一興と地図を片手に散策するのもいいですが、台東区が運営するコミュニティバスの「めぐりん」を使うのがおすすめ。

東武線の浅草駅近くに停留所「浅草駅」がありますので、そこから「北めぐりん(浅草回り)」に乗りましょう。浅草駅を入れて4個目の停留所「リバーサイドスポーツセンター前」で降り、そこから北西に徒歩1分ほどでたどり着けます。

帰る時は、来たときと同じ北めぐりんに乗ると北側をぐるっと回ってしまうので、浅草駅方面に向かう「ぐるーりめぐりん」に乗りましょう。料金はどこまで乗っても1回100円で、300円の一日乗車券もあります。

スポンサーリンク

半日がかりの浅草名所七福神巡り

半日がかりの浅草名所七福神巡り

弁財天の吉原神社

浅草名所七福神(あさくさなどころしちふくじん)は、台東区と荒川区にある9個の寺社に祭られている七福神の巡礼所。福禄寿と寿老人が2つずつあるので合計9か所となっています。

歩いてまわる場合は約4時間でほぼ半日かかりますが、下町散策も一緒にできるのでなにげに人気があるようです。無理に一日で全部お参りする必要はありませんので、日程に余裕がある人は2日3日に分けるのもいいでしょう。

9つの寺社と祭ってある七福神は次の通りです。

  • 浅草寺…大黒天
  • 浅草神社…恵比須
  • 待乳山聖天(まつちやましょうでん)…毘沙門天
  • 今戸神社…福禄寿
  • 橋場不動尊…布袋尊
  • 石浜神社…寿老神(寿老人)
  • 鷲神社(おおとりじんじゃ)…寿老人
  • 吉原神社…弁財天
  • 矢先稲荷神社…福禄寿

上ですでに紹介している浅草寺・浅草神社・今戸神社については省略して、残りの6つを簡単に紹介します。

待乳山聖天

待乳山聖天

待乳山聖天

正式な名称は「本龍院」といって、浅草寺の支院のひとつです。待乳山聖天のシンボルと言えば巾着と二股大根。巾着は砂金袋を表していて商売繁盛のご利益が、二股大根は無病息災・夫婦和合・子孫繁栄のご利益があるとされています。

特に大根が印象的。敷地内の提灯には二股大根が絡み合っている絵柄が描かれているなど大根を見かけます。なんとお供え用の大根まで販売されています。

場所は浅草関から徒歩で10分ほど北に向かったところで、今戸神社の南側。「めぐりん」を使って今戸神社の一個手前の「墨田公園」で降りると便利。参拝後は併せて今戸神社にも歩いて行けます。

橋場不動尊

正式名称は「砂尾山橋場寺不動院」といって、「橋場寺」や「不動院」とも呼ばれ親しまれています。祭られているご本尊は、名称の通り不動明王。

本堂は弘化2年(1845年)に建てられたもので、関東大震災や太平洋戦争からも免れ今に至る、歴史がある建物。これも不動明王のご加護でしょうか。

ここの布袋尊は少し変わっていて、一般的な布袋尊が持っている袋を持っていません。その代わりにお腹が袋の形をしているんだとか。

アクセスは浅草寺から歩くと、道に迷わなくても30分くらいかかる距離。「めぐりん」の「北めぐりん」に乗って「橋場一丁目」で降りましょう。そこから北東に徒歩7分ほどのところにあります。

石浜神社

石浜神社

石浜神社

9つのうち唯一荒川区にある、神亀元年(724年)に建立されたとても歴史ある神社。ご祭神は「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」と「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」。

寿老神は一般的には「寿老人」と書き表しますが、石浜神社では「寿老神」となっています。境内には他に「真先稲荷神社」「招来稲荷神社(おいでいなりじんじゃ)」などもあり見ごたえ充分。

場所は橋場不動尊よりもさらに北。橋場不動尊を出て北に歩き、大きな交差点をそのまま北に渡って進むと左手前方に見えてきます。

鷲神社

鷲神社

江戸っぽいですね

今までは東側にある神社でしたが、ここからは西の方です。この鷲神社「酉の市」の発祥の地として有名な神社で、入り口左にある大熊手が象徴的。

そしてもうひとつ象徴的なのが、賽銭箱にある大きな「おかめ」。撫でるところによっていろいろなご利益があることから「なでおかめ」と言われているんです。例えばおでこを撫でれば賢くなり、鼻を撫でれば金運が付き、向かって右のほほを撫でれば恋愛成就とか。

場所は浅草からみて北西に離れています。浅草から歩いていく場合は国際通りを北に進み千束(せんぞく)まで行くと右手に見えてきます。時間にして20分前後といったところでしょうか。

吉原神社

吉原神社

花魁っぽさ出てます

遊郭の街吉原とともに歩んできた神社。それもあってか開運や商売繁盛のほか技芸上達というご利益があるとか。ご祭神は「倉稲魂命(うがのみたまみこと)」と「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」で、かつて遊郭の女性から信仰を集めたこともあり、現在でも女性の様々な願いをかなえてくれると言われています。

またすぐ近くに弁財天本宮があるのですが、ここには関東大震災の時の火災から逃れようとして遊女たちが飛び込んだ弁天池の跡地があるところ。境内には当時の様子を表す写真などが貼ってります。

場所は直線距離では鷲神社の近くなのですが、実際に行く場合は一度南側に回り込んでから出ないとたどり着けません。また「めぐりん」を使えば、「台東病院」で降りたすぐ近くです。

矢先稲荷神社

江戸時代、三代目将軍徳川家光が国家安泰・市民の安全・武道の修練のために、京都の三十三間堂に倣って建立したのが始まり。守護神として稲荷大明神をまつり、ちょうどそれが的の先にあったから「矢先稲荷」になったとか。

境内にあるご神木も存在感があって素晴らしいですが、みどころは本殿の天井の絵です。武道の修練のためというのが関係しているのでしょうか、天井には「日本馬上史」という歴史上の人物が馬に乗った絵などが100枚奉納されています。有名な戦国武将はもちろんのこと、近代の軍人なども描かれていますよ。

場所は後程紹介する「かっぱ橋道具街」のすぐ近く。「保坂製作所」から西側に入っていくと右手に見えてきます。

スポンサーリンク

日本最古の遊園地、浅草花やしき

日本最古の遊園地、浅草花やしき

花やしき

浅草の見所は寺社仏閣だけではありません。日本最古の遊園地と言われる「浅草花やしき」もまた浅草の名所です。開園はなんと1853年。その時は江戸時代ですから遊園地ではなく植物園の「花屋敷」として始まりました。

利用者は主に上流階級だったため、明治時代になり庶民にも親しまれるように動物や見世物を展示したり、遊具を設置したりしたそうです。なかなかカオスな状態ですね。とは言っても関東大震災や太平洋戦争で紆余曲折を経て、一度取り壊しがありながらも150年以上続いている歴史ある施設なのは変わりません。

見た目の印象は、某夢の国に比べると、よく言えばノスタルジック悪く言えば安っぽい印象がぬぐえません。ですがそれが花やしきの、浅草の「らしさ」なんです。レトロなものが再び注目を浴びている昨今、逆に花やしきは流行の最先端なのかもしれませんね。

この花やしきの中には良縁のご利益がある「ブラボー神社(ブラ坊神社、とも)」があるんです。まつられているのは「ブラ坊さん」。なんともいえない胡散臭さがありますが、こういったB級路線も花やしきらしさではないでしょうか。気になる人はぜひ探してください。

場所は浅草寺の西側で、つくばエクスプレスの駅から徒歩3分、地下鉄や東武線の駅からは徒歩5分ほど。

スポンサーリンク

日本一の道具街、かっぱ橋道具街

日本一の道具街、かっぱ橋道具街

かっぱ橋のかっぱ河太郎

浅草からは少し西に離れますが、かっぱ橋道具街も見逃せない場所。ここは食に関するいろいろなものが揃う商店街と言ったところでしょうか。商店街としての始まりは大正期に数件の道具商や古物商が集まったことから。

アクセスはつくばエクスプレスの浅草駅から国際通りを渡って徒歩5分ほど。地下鉄や東武線の駅からだと徒歩15分前後かかります。銀座線だったら浅草のひとつ西側の駅「田原町」を使うと徒歩5分ほどでたどり着けます。

扱われているものは調理器具や厨房器具、食器はもちろんのこと店舗用の看板まで売っているとか。そして忘れてはならないのが「食品サンプル」ですね。

食品サンプル

食品サンプル

プロ御用達の商店街なので、置いてある製品の種類が豊富なら品質も高い。「わざわざ観光できたのに食器を買わなくても」と思うかもしれませんが、それでも一度目にすれば上質なつくりに驚かされ、思わず買ってしまうかも!?料理好きだったら訪れる価値ありです。

そして食品サンプルにいたっては、単なるディスプレイを越えてもはや芸術の域!よくテレビで外国人が「本物と見分けがつかない。かじってみないと区別がつかないよ。」なんて言っていますが、その本場がこの「かっぱ橋道具街」なんです。食品サンプルの専門店が5店もありますので、それぞれの個性を見比べるだけでも楽しいかもしれませんね。

ただかっぱ橋道具街に関してひとつ注意点があるとしたら、基本がプロ相手の問屋街なので土日祝日に営業をしていないお店が多いということ。本来の客は飲食店を経営している人なので、その人たちは休日は書き入れ時。なのでかっぱ橋道具街では逆に休日に休む傾向が強いのです。訪れるときは、目当ての店が営業しているかどうかを先に調べておきましょう。

スポンサーリンク

浅草観光に疲れたら、隅田川でちょっとひと休み

浅草観光に疲れたら、隅田川でちょっとひと休み

吾妻橋から水上バスや屋形船が見えます。

浅草寺や浅草駅から徒歩数分で隅田川に行けます。隅田川沿いはリバーサイドパークとでもいいましょうか、隅田公園をはじめ、ほとんどが公園の敷地になっています。

川沿いにはちょっとしたカフェテラスなんかもあってとても開放感があるので、浅草観光に疲れたらちょっとひと休みするにはちょうどいいスポット。駅前の吾妻橋からも近く、正面には例のアレが見えます。(・ω・)

吾妻橋

吾妻橋から見える、例のアレ

もっと近くで見てみると、金色に輝くアレの迫力がすごいです(・ω・)

金色に輝くアレ

時間があれば水上バスもおすすめ!

時間があれば水上バスもおすすめ!

隅田川は水上バスが運行していますので、観光にはもってこいですね。時間がある人は記念に乗ってみると面白いかもしれません。

浅草の乗船場があるのでそこから乗れます。どこへ行ってしまうかは分かりません。笑

浅草の水上バス乗船場

ちなみに、隅田川は屋形船もバンバン通っています。隅田川の花火大会でも有名ですよね。

隅田川の屋形船

屋形船も通りますよ。

なお、事前の予約が必要だったりしますが、もんじゃ焼きを食べながら隅田川を周遊できる屋形船なんかも通ってたりします。

スポンサーリンク

浅草の裏名所、昼飲みもできるホッピー通り

浅草の裏名所、昼飲みもできるホッピー通り

なんか、顔っぽく見える気が…?

昼間にいろいろと名所観光を済ませたら、夜にはちょっと飲みたいと思うもの。そんな時はホッピー通りがおすすめ。ここにはたくさんの大衆的な居酒屋さんが店の外にまで席を用意してお客様を待っています。

場所は浅草寺の西側、つくばエクスプレスの浅草駅方面です。浅草寺から仲見世に出て、途中で交差する伝法院通りを右側(西側)に入ります。そして伝法院通りが終わったところがホッピー通りと交差地点、そこを右手に行けば居酒屋が並んでいます。

ホッピー通りは煮込み通りとも呼ばれていて、その名の通りにホッピーと煮込み料理はほとんどの店で取り扱っています。

ホッピー

健康的ですね。

もつ煮込み

もつ煮込み

しかもお昼から営業をしているお店もあるので昼飲みもできる酒好きにはたまらない場所。昼間に行っても誰かしら呑んでいる姿が見られますが、やっぱりにぎわうのは夕方以降。日が沈んでくるとお店の看板や提灯に明かりが灯ります。その様子を見るだけでも昭和レトロな雰囲気で見ているだけでも楽しめますよ。

もちろん本格的に楽しむなら自分自身も飲まなきゃダメ。悪く言えば、狭くて隣の客との距離も近く騒がしいとなりますが、これが浅草らしさ。周りの人もみんな飲み仲間。ワイワイガヤガヤとにぎやかにお酒と料理を楽しむ姿は、人情味あふれる下町ならではの風景。

駅前なんかにあるチェーン店の大衆居酒屋の場合、周りの客が大きな声を出していたら騒音としか感じられず迷惑なもの。だけどホッピー通りのような雰囲気ならにぎやかな雰囲気と感じられるのが不思議なところ。

もしかしたら隣の席のおじさんに、「にぃちゃん観光かい?どこから来たんだ?」なんて話しかけられて仲良くなっちゃうかも?…私はなりませんけどね(・ω・)

一軒で満足するまで飲み食いするもよし、せっかくならはしご酒するもよし、醤油ベースのもつ煮を求めるもよし。

もつ煮込み(醤油ベース)

もつ煮込み(醤油ベース)

ひとしきり飲んだら、あとは宿泊先に戻るだけ。なんていうのはもったいない!上で紹介してきたように、浅草は夜も見どころがたくさんあるんだから、それを見て行きましょう。

伝法院や仲見世のお店はすでに閉まっているでしょう。だからこそ楽しめるものがありますよね?そう、シャッターに描かれた絵です。昼間に比べて人通りも少なくなっているので、ゆっくりじっくりと絵を見ることができますね。

夜の浅草仲見世

夜の仲見世

ライトアップされている浅草寺や、そこから見えるスカイツリーも絶景。この景色を見るために、夜までの時間つぶしとしてホッピー通りを活用するのもひとつの選択肢ですね。

スポンサーリンク

浅草観光をもっと楽しむ小技

浅草観光をもっと楽しむ小技

スカイツリー見えます

名所を見てまわって歴史に触れたり、名物を食べ歩きしたり、あるいは下町らしいお土産を買ったり。それだけでも充分浅草を堪能できますが、もっと雰囲気を楽しむことができるポイントがあります。それが「人力車」「着物レンタル」。それでは簡単に紹介していきましょう。

浅草名物のひとつ「人力車」

浅草名物のひとつ「人力車」

人力車

浅草の名物として思い浮かべるものの中に「人力車」がありますよね。テレビ番組でも芸能人が人力車に回って観光するシーンを観ることも珍しくはありません。せっかく浅草に来たんだから人力車に乗ってみたいという人もいると思います。

人力車に乗るのには、特に予約は必要ありません。中には特別なコースで事前予約が必要なパターンもありますが、基本的には雷門付近に行けば俥夫(しゃふ、人力車を引っ張る人)がいます。

〇〇コースというように決まったルートを、浅草に詳しい俥夫さんにガイドしてもらいながらまわるのが基本。会社によってはまわるスポットに融通を利かせてくれるところもあるんだとか。

普段より高い目線で景色をみながら、俥夫さんの観光案内で浅草を楽しむことができます。それ以外にもガイドブックには載っていないグルメ情報やフォトジェニックな場所などを教えてもらえるので、人力車を降りた後の楽しみも広がりますね。

特に目線の高さが変わると風景の見え方も変わりますので、せっかく観光に来たならこういった非日常を楽しむのもおすすめです。

着物を着て浅草散歩

着物を着て浅草散歩

せっかく和の雰囲気ある浅草に来たんだから、着物姿で散歩するのもおすすめです。もちろん着物を持っていなくても大丈夫。駅の近くにはレンタル着物屋さんがいくつかあって、着付けもちゃんとしてくれるので心配無用。

夏に浴衣を着る人は多いですが、やっぱり着物となると雰囲気が違います。着物を着て浅草の街を歩けば、普段の格好で歩く時とはまた違った気分を味わえるのではないでしょうか。

せっかく着物を着たのなら、やっぱりその姿を写真に収めたいもの。浅草寺はもちろんのこと、仲見世商店街や伝法院通り、そして浅草演芸ホールなど、着物姿が映える場所は駅の近くでもたくさん。スカイツリーを背景に撮るのもいいですね。もしかしたら外国人観光客に「写真を撮らせて」なんて言われちゃうかも!?

スポンサーリンク

まとめ

長々と浅草の見どころを紹介してきましたが、行ってみたいスポットは見つかりましたでしょうか?

浅草はその歴史から年月が経ったことで昔とだいぶ変わったところもあるかと思います。でもそれが新しい魅力になっているからこそ、依然として人気の観光地になっているんです。過去に訪れたことがある人も、当時と今の違いを感じて、変わらない魅力と新しい魅力を再発見してみましょう!

なお、今回紹介した場所以外にも魅力的なスポットはまだまだありますので、残りは是非ご自身の足で巡ってみてください。もし迷ってしまったら、人力車の俥夫さんに聞いてみるといいかもしれません。その辺のツアーガイドよりも浅草界隈のスペシャリストですから、いろんな穴場を知っているはずですよ。

併せてこちらもチェック!

タイトルとURLをコピーしました