京都が世界の人気観光都市ランキング1位に!

京都が世界の人気観光都市ランキング1位に!

米旅行専門誌「トラベル+レジャー」は、世界の富裕層の間で最も読まれている旅行誌です。

毎年「ワールド・ベスト・アワード」という人気観光地ランキングを発表しています。

これによって、2015年の1位になったのは、昨年に引き続き『京都』なのです。

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「ワールド・ベスト・アワード」は文化、芸術、食、物価等の幅広い観点で評価をしています。

それは全て旅行者目線で、観光業者の目線は入っていません。

合わせて英情報誌「モノクル」も「世界で最も住みやすい都市ランキング」を毎年発表しています。

ここでも京都は上位に名を連ねています。

観光都市としてでなく居住都市としても、高い評価を受けているのです。

これらは、京都を訪れる旅行者に京都をアピールしてきた市民や旅行観光関係者の努力の賜物と評価されています。

どの辺りに評価が高かったのは、その魅力を紐解いてみましょう。

観光都市としての歴史

観光都市としての歴史

京都が観光都市になるのは、ごく自然なことではあります。

1,000年の古都といわれる通りそのままの歴史史跡が今も大切に保存されているからです。

1927年に、京都駅前に観光案内所ができてから、観光都市京都としての発展が始まったのです。

戦争時代は空襲も回避できました。

1956年に制定された「京都市民憲章」で、既に「美しいまち」「旅行者を迎え入れるまち」と宣言されています。

1978年には世界に向けて、世界文化自由都市宣言を発しています。

1990年代に、バブルが崩壊してからは規制緩和が推し進められました。

その結果、京都の街並みの保存についても軽視される傾向にあったものです。

京都の歴史的な街並み

ここで21世紀の京都の新たな姿をイメージさせるために「京都市基本構想」が打ち立てられたのです。

これをベースに、街では地味ながらも多くのボランティアによる美化活動等が行われています。

景観規制の条例も定められています。

屋外広告物についても規制が追加され、多くのネオンサインは撤去されました。

また、電線の地中化を進めて日本特有の電柱も減らしています。

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京都人の心意気

京都人の心意気

京都は東京に対抗心があるといわれてます。

どんなに発展しても日本の都は京都に違いないので、東京の後を追いかけたりはしないというプライドです。

かと言って決して東京を侮ったりはせず、その良さを尊重しつつ自分たちは自分たちの良さを出して行こうとするのです。

この多様な価値観を認める精神は、他の国の人には受け入れやすいはずです。

観光振興には、このような目に見えない理由も必要なのです。

奥ゆかしいおもてなしの根本にあるのは、実は自らが信じる価値観へのこだわりに執着しきったことなのでしょう。

大人しいようで真っ直ぐ前に進む京都人の率直な生き方にあるのでしょう。

宿泊施設に見る

宿泊施設に見る

ニューヨーク・タイムズ紙が京都の宿泊施設でピックアップしたのが「町屋」です。

町屋とは、舞子やその見習い等が住み込んでいた明治時代以前の宿屋なのです。

このかっての京都にあった町屋を現代のショップやレストラン、宿泊施設にしているのです。

これは日本の風情が滲み出る演出でしょう。

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京都の町に自分が溶け込んでしまうような感覚で一晩過ごせるのです。

駅前の大型高級ホテルなどでは、とても味わえません。

町家で泊るメリットは、実用的な面もあります。

まず値段がリーズナブルです。

キッチンもあって、自分で買ってきたものを調理できることもあって楽しいのです。

京都に続け!

京都に続け!

京都の成功は、日本各地に広がりつつあります。

京都ほどの観光資産はなくとも、その精神が引き継がれれば観光で身を立てることはそう難しいことではないでしょう。

人気観光都市で1位を取ったのですから、人気観光国で1位を取っても然るべきことかもしれません。

京都は観光立国日本に向かっての進むべき道を開いてくれたのです。

外国人が国内で落としてくれるお金は、国内旅行者の比ではありません。

中国人の爆買いも、中国経済の不安をものともせずに続いています。

それでも現状ではアジアでの観光先進国は、ランキングの上では香港、タイ、シンガポール、韓国といったところです。

ただ、京都が1位になったのは、1位を目指して頑張ったからではありません。

そのような認識はなく自らの価値観に没頭し続けたからこそ付いてきた結果なのです。

日本人は日本を観光立国にしたいのは分かりますが、このことを深く認識するべきなのでしょう。

京都の歴史

まとめ

長年に渡り、京都がある意味マイペースで一歩一歩突き進めていった頑固さは、世界一を呼び込んでいます。

今、京都はその手法を国家の手法として選択するように提言しています。

ここでも京都人のアグレッシブさが前面に出ています。

観光資源の多さ少なさで一喜一憂する前に、大切なことを大切にしようとする心こそなくてはならないのです。

決して観光資源におんぶしたからではなく、相応の努力を続けて世界1位になった見本が、そのことを語ってくれているようです。



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