お花見にもおすすめ!『浜離宮恩賜庭園』とは?

お花見にもおすすめ!『浜離宮恩賜庭園』とは?

大都会の中にある広大な自然『浜離宮恩賜庭園』

東京駅からもほど近く、汐留や築地市場が最寄駅となっています。

東京の桜の名所でもあり、お花見シーズンはとても賑わっています。

今回は、そんな浜離宮恩賜庭園について紹介したいと思います。

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地図で見ると分かりますが、これほどの広大な敷地は都内指折りの規模です。

位置的には、南側は勝どき。

北側はすぐ東京駅方面となっているので、出張のついでや観光にもアクセスが良い場所にあります。

付近から隅田川の水上バスも出ています。

⇒ 一度は乗ってみたい!東京浅草の隅田川にある水上バス

浜離宮恩賜庭園

浜離宮恩賜庭園とは?

浜離宮恩賜庭園の全体は、南庭と北庭に分けられます。

南庭は、江戸時代に造られた大名庭園です。

北庭は、明治時代に屋敷跡に造られた簡素な庭園です。

一部に城郭を残していて、江戸城の出先としての意味もあったようです。

浜離宮恩賜庭園は、江戸時代に造られた典型的な大名庭園が中心になっています。

潮入(しおいり)の池という、海水をそのまま導いている池に特徴があります。

潮の満干によって水門が開閉し、池の水面に変化が起きるのです。

これによって時間により見る者の目を楽しませるという趣向になっているのです。

このような造りをしていたのは他に、旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園、旧安田庭園があります。

しかし現在でも、昔のまま海水が出入りしているのは、浜離宮恩賜庭園のみとなっているのです。

浜離宮恩賜庭園とは?

浜離宮恩賜庭園の歴史

元は、鷹狩場になっていたところで芦原が広がっていました。

1654年、甲府宰相の松平綱重が将軍からこの地を賜って、一部は埋め立てて甲府浜屋敷という別邸を建てたのです。

その後、松平綱重の子が6代将軍となって、別邸は将軍家のものになりました。

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それから甲府浜屋敷ではなく浜御殿となったのです。

以後、11代将軍の家斉の頃まで改修が何度も繰り返されたのです。

明治に入ってから皇室の離宮となり、浜離宮と名付けられました。

関東大震災と空襲により、大手門や御茶屋などといった建造物や庭の樹木類のほとんどを焼失しました。

戦後すぐに東京都に下賜され、1946年から公開されました。

1948年に国の名勝及び史跡に、1952年には国の特別名勝及び特別史跡に指定されています。

浜離宮恩賜庭園の歴史

浜離宮恩賜庭園の見所

潮入の池

珍しい海水が入ってくる池です。

ですから、池にいる魚もボラ、ハゼ、セイゴ等の海の魚が多いのです。

池の周りの岩にはフジツボが付いていたり、付近にはフナムシや蟹が走り回っている姿も見かけられます。

空を見上げればカモメが飛んでいたりと、まるで海辺の風景になっています。

お伝い橋を渡って中島の御茶屋へ

潮入の池には、中島という島があります。

これを繋いでいるのが、お伝い橋です。

中島にある茶屋が「中島の御茶屋」です。

ここで抹茶と和菓子をいただき散策の休憩をすると、眺めも最高に感じます。

池の水面には橋も映り込みます。

その昔は、夕涼みやお月見のスポットだったそうで、遠くは房総半島まで見通しが効いたそうです。

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鴨場

鴨場は、1778年に造られた庚申堂鴨場と1791年に追加で造られた新銭座鴨場とがあります。

どちらも歴史の長いものです。

池の周りを高さ3mほどの土手で囲っていて、土手には常緑樹、竹笹等で覆い隠しています。

こうして鴨が休息しやすくしています。

この池より何本かの細い堀を引いて、餌やアヒル等でおびきよせたところで網で捕まえていたというのです。

1935年、鴨場での鴨猟で捕まえられた鴨の霊魂を慰めるために、鴨塚も建てられています。

浜離宮恩賜庭園の見所

三百年の松

樹齢300年にもなる立派な松があります。

それが6代将軍徳川家宣の時に行われた庭園の大改修の際、植えられたという松です。

太い枝が低い位置からどっしりと張り出しているその貫禄溢れる姿は勇壮なものです。

桜の名所、庭園内の樹木類

桜の名所、庭園内の樹木類

庭園内には梅林がありますので、2月からはお花見が出来るほどの桜の名所でもあるのです。

八重寒紅、白滝枝垂、紅千鳥と種類も豊富にあります。

池の周りを中心に100本を超える年輪のあるソメイヨシノとヤエザクラがあります。

シーズンには、あたり一面が桜のピンク色に染まります。

夜桜なんかもとても美しいです。

中には、珍しい黄色や緑色のものもあるようですので探してみるのも面白いでしょう。

春に咲く花も多く植えられています。

特にボタン園には、60種約800株のボタンの花がいっせいに咲き乱れます。

それは色鮮やかな庭園にさせてくれます。

花畑は他にもあって、春には菜の花も咲きますし、6月頃になりますと花菖蒲、紫陽花も見頃になります。

秋にはキバナコスモス、彼岸花も咲きます。

以上のような華やかな彩のベースとなっているのが、おびただしい数の自然樹木です。

その数は高木だけで6,000本あまりにもなります。

低木になるととても数えられません。

クロマツ、ケヤキ、サルスベリ、タブノキ、ハゼノキ、フジ、サツキ、ジンチョウゲ、ツバキと種類も豊富です。

まとめ

浜離宮恩賜庭園は、築地からもほど近くアクセスの良い東京のウォーターフロントにあります。

海の反対方向を見れば高層ビルも立ち並ぶ異色の空間です。

徳川時代の三百年の松のバックに、21世紀の高層ビジネスビル群が見えるとは、当時の人は想像もしなかったでしょう。

古き日本と未来の日本の接点にいるような気分になれるのも、人気のある理由なのです。

土日祝日には無料のガイドさんも付いてくれますので、より深く知りたい方はタイミングを合わせて参加しましょう。

あまり知られてはいませんが、行ってみれば日本を代表する観光スポットになってもおかしくはないと感じることでしょう。

お花見のシーズンは混み合いますが、ぜひ足を運んでみて下さい。



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